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「ゴジてれChu!」10周年に思うコト

<「知りたい」をトコトン・ふくしまアニメ&テレビ情報局〉

 

皆さんこんにちは。

ふくしまアニメ&テレビ情報局です。

もうすぐ、春改編となりますがそんななかで福島中央テレビの夕方ワイド「ゴジてれChu!」がこの春10周年を迎えます。

そんな、「ゴジてれChu!」について一視聴者として思うことについて書いてみたいと思います。イメージ 1


「ゴジてれ」について


そもそも、この「ゴジてれ」というタイトルは、1994年秋から放送を開始した、福島県民放初の2時間夕方ワイド番組「ゴジてれシャトルに由来します。その名の通り、「5時」から始まる夕方ワイド番組でした。実際、宮城県の日テレ系ミヤギテレビの「OH!バンデス」の前身番組が始まったのが1995年春ですので、FCTの方が半年早くスタートしたことになります。

 

ところで、「ゴジてれChu!」では、週に1回「みやぎ・ふくしまバンデス×Chu!」を放送してますよね。

この、宮城と福島を生でつなぐ。という趣旨のコーナーは「OH!バンデス」の開始からわずか1か月、1995年5月の「みやぎ・ふくしまバンデスシャトル」から始まっているようです。つまり23年間も続いていることになります。両番組の歴史を感じる話ですね。

 

現在は県内でも、4時や5時から始まるように編成しているテレビ局は多いですが、当時は6時台のみにニュースを編成するのが当然の時代。非常に画期的なことでした。

 

その後、2008年春に「ゴジてれChu!」として県内初4時台にローカルで夕方ワイド番組を編成。放送時間も15:56~19:00と約1時間拡大しました。(その後、15:50~19:00に放送時間を数分拡大)

この番組名変更後も、先述の「OH!バンデス」との交流企画はコーナー名を変更して継続し、今に至ります。


ゴジてれの内容と視聴率


ゴジてれChu!」日本テレビの視聴率が好調なのに伴いここ数年も好調な視聴率で推移してきました。

 

そんな中、2015年3月末~ フジテレビが「スーパーニュース」を終了させ、新たに「みんなのニュース」をスタート。「みんなのニュース」番組開始当初は16時台も放送していましたが、福島テレビは系列局として唯一ネット。「ゴジてれChu!」にぶつかっていきました。

しかし、わずか3か月で撤退。16時台は「ゴジてれChu!」圧勝だったといえるでしょう。

 

2015年10月からは、テレビユー福島「TUF NEWS LIVE スイッチ!」の見どころやニュースを数本紹介するミニ番組「スイッチ!オン」15:50~15:53に放送「ゴジてれChu!」と同じ時刻に開始、ローカルの内容を伝えることで継続視聴を促しました。

ですが、2016年9月末に「TUF NEWS LIVE スイッチ!」の放送終了・改題、そしてTBS自身が15:50~に放送時間を変更したので「スイッチ!オン」1年で終了することとなりました。

 

そして、「ゴジてれChu!」はミヤネ屋放送終了直後の生CMを廃止。ミヤネ屋放送直後の15:48:30~ステブレレス(CMなしで直結)でのスタートに、番組を前倒し。さらに、時刻表示を開始するなど、大幅なリニューアルもほとんどなく堅調な放送状況を作り上げてきました。

 

2017年春。

そこに殴り込みをかけたのが、福島放送です。

福島放送は2012年春から土曜午前に放送していた「ドミソラ(2016年春にドミソラ2に改題)」を終了させ、2017年春に逸見政孝の息子逸見太郎をMCに迎え入れて、15:50~「福島まるごとライブ ヨジデス」をスタート。

16時台にローカルを放送するのは、テレビ朝日系列では非常に珍しい編成で、賭けに出たのが良くわかると思います。「ヨジデス」はここまでリニューアルを繰り返していて、「ゴジてれChu!」にどのような影響を与えたのかは判断しづらい所はありますが、少なからず影響はあることと思います。

 

さらに追い打ちをかけたのが、福島テレビ「FTVみんなのニュース」

2017年に入って6時台のニュースを中心に視聴率が上昇。2016年度はFTV8.9%でFCT9.8%で約1%も視聴率に差があったものの、2017年1月~4月14日までの15週平均でFTV9.4%、FCT9.8%と肉薄。そして、「FTVみんなのニュース」18時台において、2017年年間視聴率第1位を獲得し、「ゴジてれChu!」が18時台において死守してきた視聴率トップを奪い取られてしまいました。

 

このような状況ながら、3:50~7:00の全時間帯の平均では「ゴジてれChu!」が民放視聴率トップを獲得しています。ただ、以前より危うい状況であることは確かだと感じます。

 

「ゴジてれChu!」が今ぶつかっている壁はマンネリ化だと、私は感じます。

I LOVE キッチン」の料理の先生も10年以上「シャトル」の時代から1人も入れ替わっていないようです。また、「シャトル」番組開始年から出演されている先生もいるようです。長年の起用で誰も入れ替えることをできなくなったのではないでしょうか。

そして、撮りだめしやすい日本1周の旅。

福島県内の市町村を毎週1つピックアップした企画。

ひとつの店舗だけを10分弱の比較的長い時間紹介する中継、イベント告知だけの中継、ドキドキサイコロゲーム。予定調和感がどうしても強い中継…

どれも、数年間ほとんど変わっていません。厳しい言葉で言うと変わることを怠った。と言えるかと。

 


もっともっと。ゴジてれにしかできないコトを!


だからこそ、「ゴジてれChu!」には新しいものをたくさん見せてほしいと思っています。

2017年秋 MC陣の大幅な変更や演出方法のリニューアル、天気予報の強化を行いました。

2018年春には、金曜の中継コーナーに福島県出身の三瓶さんを起用するなど、16時台の内容などもリニューアルが図られるようです。

中身をどれだけたくさんの内容が詰まったものにできるのか…?ここをどこまで追求できるかだと思います!

 

「ゴジてれシャトルから23年。

「ゴジてれChu!」として10周年。

長い歴史がある番組だからできること、みんなが「ゴジてれ」を知っているからできることもたくさんあると思います。

これからさらにどんな番組を見せてくれるのか楽しみにしています!


「ゴジてれChu!」ウェブサイト