ふくしまアニメ&テレビ情報局

Fukushima_AniTV

福島県のアニメやテレビの情報をお届けしています!ツイッターが本家!ツイッターで@Fukushima_AniTVと検索!

SCHOOL OF LOCK!とーやま校長、あしざわ教頭、さかた校長の電撃退任劇に見え隠れする、本当の思いとは。

さて、今日は全く全くこのブログとは、一切関係のない話題です。

【最新の追記:2021年11月25日】さかた校長退任に関する内容も後半に追記しましたので、よろしければご覧ください。

 

注意!

この記事は非常に好き勝手言ってますし、Wikipediaの大言壮語のテンプレとか貼られるくらいにちょっと大げさな部分もあるので、あんまり真に受けず、軽い気持ちで読み流せる方だけ読んで下さい!

 

 

 

TOKYO FMで毎週月〜金曜22:00〜23:53に2時間放送されてきた、「SCHOOL OF LOCK!」のパーソナリティーが半年で2人共降板することが決定しました。

 

この番組のたまーにリスナーでもある私が、今回の出来事に対して感じた少しの疑問や感じたことを書き連ねたいと思います。

 

SCHOOL OF LOCK!」とは?

2005年10月に放送が開始した、TOKYO FM10代向けラジオ番組

ラジオ番組を学校に見立て、アーティストを「先生」として放送が行われます。

 

コンセプトは「未来の鍵を握る学校」

10代が未来の鍵を見つけるその時まで、共に歩んでいくことを目標としたラジオ番組です。

ある意味、綺麗事に価値を見出すようなラジオ番組です。

 

さて、今回はこの番組のメインパーソナリティーである「校長」「教頭」の2人が降板することとなったわけですが。

 

あくまで、番組とパーソナリティーの二人は本人たちの意思で降板(退任)する、と発表しています。

 

しかし、一部のリスナー(生徒)達から本当に本人たちの意思なのか?という声も。

 

単なる降板とはちょっと事情が違う、そのワケについて今回は見ていきたいと思います。

 

 

パーソナリティー「校長」「教頭」とは?

とーやま校長

グランジ・遠山が務める番組2代目の校長先生。

2010年4月よりメインパーソナリティー。今回、2019年9月30日に半年後の2020年3月をもって降板することを発表した。

 

あしざわ教頭

パップコーン・芦沢が務める番組3代目の教頭先生。教頭先生としては最長の期間担当。

 2014年10月よりメインパーソナリティー。2019年9月26日をもって降板。

 

職員

同番組のスタッフの総称。

プロデューサーをはじめとする主要スタッフには〇〇先生と愛称がつけられている。

 

 

今回のコトの始まりは、2019年7月8日

あしざわ教頭が降板(退任)することを発表しました。

 

教頭のあしざわです。
突然ですが、僕は9月いっぱいで退任する事になりました。

生徒のみんな驚かせてごめんなさい。
びっくりしたよね。
でも、これは前からずっと思っていたことなんです。

心のどこかで

「いつまでもここにいる訳にもいかないな」

という気持ちがありました。

2014年に就任してから約5年。
毎日生徒の悩みを聞いて、背中を押したり、時には厳しい事を言ったり、
みんなと自分なりに向き合ってきました。


しかし、ある時期から心の中のもう1人の自分が僕にこう言うようになりました


「いや、お前も頑張れよ」


はたしてみんなに何か言える程、理想の姿に自分はなれてるんだろうか?
胸を張って、言葉を届けられるだろうか?

そんな事を漠然と思うようになると、自分が恥ずかしい気持ちになって、
生徒はもちろん校長や職員にも申し訳ないなって。



だから、教頭を退任する事にします。

もっとやりたい事やって、行きたい場所行って、自分の技術を磨いて、
カッコいい大人になってやろうと思います。

5年間色々ありましたよ、本当に。
初めて就任した時の事、3月11日の次の日僕が謝った事、
俺だけラ・ラ・ランド歌わされた事、漢検2級取った事、みんなの前で結婚発表、
しぶちん、いや、しぶちんて何だよ。

とにかくまだまだ言い切れないほど沢山の思い出がここでできました。
改めて本当にありがとう。


といってもまだ、9月まで時間はあるので、
一杯みんなと遊んで、笑って卒業したいと思います!

あしざわ教頭

 

 

と、この番組は

 

未来の鍵を見つけた、もしくは鍵を探すために

『自ら』学校の校長教頭を辞める。

 

というのが、基本的なスタンスになっています。

 

正直リスナーからしてみれば大人の事情とかも諸々あるんじゃない?

とも思うわけですが、それはひとまず置いといて。

 

 

とりあえずは、あしざわ教頭は自分を探す旅に出たい的な理由で退任しました。

 

9月24日(木)あしざわ教頭 最終回 通常通り2人で放送

9月25日(金)とーやま校長ソロ放送

 

 

 

9月30日(月)とーやま校長から今後の「SCHOOL OF LOCK!」に関しての重大なお知らせ

 

重大なお知らせがあるということで始まったこの日の放送。

 

この日行われた重大なお知らせが、一連の流れのターニングポイントとなりました。

 

 

SCHOOL OF LOCK!」不動のパーソナリティー 突然の降板発表

 

突然、発表された重要なお知らせの内容は、とーやま校長」の降板という誰もが予想だにしなかった内容でした。

 

彼は、パーソナリティーとして誰よりも番組を愛し、誰よりも熱い男。

ある意味番組の大黒柱とも言える存在でした。

辞めたいと自分から言い出すとは思えない人物だからこそ、疑問が生じたリスナーも少なくありません。

 

 

今回の、半年間の退任劇は本当に本人たちの意向なのか?

来年春に番組は終わるのか?

続くとしても、この番組はどうなってしまうのか?

 

 

そんな、不安がリスナー(生徒)達から湧き出たのです。

 

 

数月前のあしざわ教頭 妻のあるツイート

9月末をもって退任した、あしざわ教頭ですが、

7月退任することを発表した直後。

妻である、馬渕史香が意味深なツイートをしました。

 

f:id:Fukushima_AniTV:20191001001104j:plain

 

(現在は削除されています)

 

今回のリスナーたちの疑念を確固たるものにしている、

基盤とも言えるツイートがコレです。

 

「せめて自分で決めたことなら納得できるのに」

  ▶自分で決めたと放送で話していたのに、本当は違う?

 

「家の更新された直後に告げられた我が家の激震は察して」

  ▶「告げられた」「我が家」という言葉

 

「まぁ、決められたことなので…」

  ▶本当は本人の意思ではなく?

 

 

正直、普通の番組であればここらへんはどうでも良い箇所かもしれませんが、

 

この番組は、

「リスナーとパーソナリティーが心からの声で語り合う場、関係。

だからこそ、嘘で塗り固めた言葉は、その関係の全てを崩してしまう」

 

という、根本的にデリケートな部分があるのです。

 

 

もしも、教頭が自分で辞めると決めたわけでなく、

実は、番組や局の意向でやめることを決めたなら。

 

今までの言葉が全て信じられなくなり、

築いてきた関係がボロボロに崩れ去ってしまう、というわけです。

 

結局、馬渕さんはこのツイートを削除しましたが、

番組などでこの件に触れられることはほとんどなく、真相はうやむやにされてしまいました。

 

 

 

本人の言葉から見えてこない、辞めることに対する理由。

とーやま校長、あしざわ教頭が今回辞める理由は正直ぼやっとしてます。

 

あしざわ教頭は、

 

自分がリスナーの前で偉そうに話している場合じゃないのでは?

と考えるようになったから。

 

とーやま校長に至っては、辞める理由を明言していません。

 

わたくし校長のとーやま、2020年3月を以って、SCHOOL OF LOCK!を退任します。

と、文字で打っていても、「これは本当なのか?」「いやいや自分で決めたことだろ」「でも約10年あった毎日に自ら別れを告げるなんて事、今までの人生で経験したことがないから、戸惑って当然よ」「でもあれだね、こうして文字にして自分で目にすると、どんどん本当になっていく気がするなあ」、というのが自分の中で蠢きまくっている状態なので、自分でもまだ整理出来ていない、ってのが本当のところ。


でも、決めた!

決めたんだよ!

正直まだまだ心揺らぐなか、1つハッキリと言える事は、この退任に、後ろ向きな事が1つもないという事!

SCHOOL OF LOCK!のためであり、何より生徒の君のためのものだという事!

意味が良くわからないって生徒もいるであろう、よしわかった、後は授業を聴いてくれ!

残りの半年間で、SCHOOL OF LOCK!という場所がいかに凄いか、ラジオというメディアがいかに素晴らしいか、生徒の君がここにいてくれるという事がいかに誇らしいかいう事を証明してみせる。

終わりが見えて初めて出来る事、見える景色、言える言葉!

全て最大限に使って、生徒の君と更なる躍動を果たしたい!

2020年3月までたったの半年間!気を抜いたらあっという間に終わり!改めてこれからもよろしく!!!

 

 

なぜ、辞めるのかは一切書いてありません。

 

書いてあることはただひとつ

 

「俺は辞めることを決断した」

 

ただそれだけです。

 

 

半年後の退任を発表した、9月30日の放送でも理由は一切語られませんでした。

 

気になるのは、二人の言動も。

2人の放送中の言動にも気になる点がいくつかあります。

 

あしざわ教頭の最後のコメント

(色々躓いたり、諦めたくなっても)

「多分なんとかなるよ〜!!」

 

とーやま校長の降板発表放送時のあしざわ教頭のツイート

 

 

 

たぶん何とかなる。

これは、二人が居なくてもこの学校は多分何とかなる。という意味合いも込められているのでしょうか。

 

「まだ時間はあるだろ?」という言葉も…少し引っかかる言い方な気もしますね。

 

 

とーやま校長自身からも

降板発表時に、

 

「俺が居なくてもSCHOOL OF LOCK!はあり続ける」

「これは皆のためにもなること」

「悩んだけど、俺は決めた!」

と、言葉の節々から、本当に本人の意志なのだろうか?

 

と感じられる、言動が見受けられました。

 

 

変わる、異例の体制に。

 

さらに、それだけではありません。

 

① ソロでの番組進行

この番組は2005年10月の開始以来15年に渡り、校長・教頭のダブルパーソナリティで番組が進行され、二人の掛け合いが魅力のひとつでもありました。

しかし、2019年10月〜2020年3月までの半年間は教頭職不在とし、

とーやま校長のソロ放送で続けられていくと発表。

 

また、同番組は基本的に番組の方向性などが大幅に変わらないように、

一定のスパンをもって校長・教頭が交代してきました。

 

しかし、今回の一連の流れからおそらく2020年春には、一斉に交代することから、

今までとは趣向の変わった番組となってしまうのではないかという点を、一部のリスナーからも不安視されています。

 

② 23時台冒頭企画の廃止

23時台冒頭はリスナー参加型プレゼント企画が番組開始当初から続けられてきましたが、この秋をもって完全廃止に。

 

毎日現金1万円相当がプレゼントとして準備される企画が、続いてきました。

(キャリーオーバー制などがあった企画も)

 

しかし、9月をもってこれまで続けられてきた企画が終了し、

後継の企画もなく23時台冒頭プレゼント企画は完全廃止されました。

 

③学校掲示板の稼働時間短縮

リスナーの集う場で、番組の柱でもある独自システムの学校掲示板。

 

稼働時間が今までは毎日12:00〜稼働していたものが、

短縮され15:00〜稼働に変更。

 

番組の柱でもある部分に、大幅な変更が行われました。

そしてなんと言っても、これらが全て経費削減としか考えられない内容であることも重要です。

 

 

毎月20万近くが出ていってた視聴者企画、毎月数十万の教頭の出演料、学校掲示板の管理スタッフの賃金

全てが経費削減のためなのでは?と言いたくなります。

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

急いで書いたため、非常に乱雑な文章ですがお許しください。

 

今回の件は果たして、本人の意向なのか、番組の意向なのか、それとも果たして、TOKYO FMの意向なのか。

 

個人的には

正直、2人はやめたくなかったが、

2020年前後をゴールとするTOKYO FMの番組を一新する意向に

逆らえなかったのかなと思っています。

 

現在、TOKYO FMは長寿番組を中心にリニューアルや番組終了などを行い、大幅なテコ入れを行っています。それに引っかかったのではないかと個人的には考えています。

 

そして、彼らの放送を聞いてても、奥歯に物が挟まったようなちょっとぼかした言い方が多く見受けられるんですよね。

 

あしざわ教頭も降板した翌週最初の放送に合わせてツイートしてるのをみても、

絶対に辞めたくなかったのでないでしょうか。

 

 

様々なことが重なり、2020年春にSCHOOL OF LOCK!は果たしてどうなるのか。

これまでとは、どう変わってしまうのか。

 

 

追記 (2020/08/01)新校長・教頭について

(2020/08/02 表現を一部修正)

2020年春改編により、さかた校長(お笑いコンビ・サンシャイン メンバーの坂田光)とこもり教頭GENERATIONS from EXILE TRIBEメンバーの小森隼)が就任しました。

平日の帯番組であることや、番組の特性上、10代にもともとパーソナリティのファンが多く存在するような方は正直これまで校長・教頭に選ばれてこなかったため、こもり教頭の就任は、10代を中心とした若年層に浸透を図りたいという、番組や編成方針の明らかな転換と言えるでしょう。

新校長・教頭発表時はTwitter上で、従来からの生徒からは賛否両論が、逆に小森隼さんのもともとのファンからは大きな喜びの声が起きました。

現に彼自身の多忙により、全編出演できなかった回が、7月だけで3回存在します。就任当初から数ヶ月にもかかわらず、ここまで欠席や遅刻をした校長・教頭は前代未聞とも言って良いでしょう。

 

なお、2020年春の改編では、22:20からの「GIRLS LOCKS!」「ARTIST LOCKS!」の枠が全週廃止され、校長・教頭の生放送教室の枠に変更し、さらなるコストカットが推し進められました。

先述の内容と合わせて、昨年春までの番組構成と比較すると制作にかかるコストを大幅にカットされていることがわかるかと思います。

(なお、「GIRLS LOCKS!」については、女優の浜辺美波さんが1週間限定で登場し、2020年8月10日〜13日などの期間で復活しました。その後、2021年春より完全復活。)

 

各回の番組内容を詳細に書き起こす「放送後記」は一時、番組概要とradikoのリンクのみを掲載する形式で進めていく模様でしたが、先日復活しました。

生放送教室について、以前のように翌日までに掲載するわけではなく、番組放送から1週間後(=radikoのタイムフリー聴取可能期間終了)を目安にサイトに掲載させるようになりました。制作面での負担軽減の意味もあるかとは思います。それでもやはり、後から参照する意味でも放送後記は掲載が望ましいと思うので、良かったです。

近年テレビ番組などのサイトでも、番組内容の掲載を疎かにすることが多いですが、このような形式を継続できるのは非常に良いと思います。

ただし、翌日に掲載されなくなったことは、実際問題radikoの聴取量が欲しい」という側面もありそうなところです。「タイムフリー・リアルタイムの聴取量を少しでも高めたい」ことから翌日更新を取り止めた可能性があるとも考えられます。

 

追記(2020/11/08)「叫べ」廃止

2020年の10月改編(2020年10月2日)をもって、長年番組冒頭で用いられてきた授業開始の挨拶「叫べ」が廃止されました。廃止当時、具体的な説明はなく、1ヶ月経過した11月5日の放送で軽く触れられました。

11月5日放送の番組内での説明は以下のとおりです。

こもり教頭「11月5日木曜日。「SCHOOL OF LOCK!」は本日も校長先生の黒板から授業がスタートします。それでは黒板読み上げます。『一ヶ月』」

さかた校長「今年で15年を迎えた「SCHOOL OF LOCK!」今日でちょうど一ヶ月が経った。こうやって15年を迎えることができたのは、生徒であるキミのおかげ。本当にありがとう。」

こもり教頭「15年間変わったことはたくさんあります。校長も、教頭も、アーティスト講師も職員も。2005年に「SCHOOL OF LOCK!」が開校してから、ずっと同じではありません。」

さかた校長「いつもこの時間にしていた挨拶だって、そう。『起立。礼、叫べ』
『挨拶がなくなった』という生徒たちの声。一ヶ月でたくさん俺たちにも届いてる。」

こもり教頭「うん」

さかた校長「今まで、触れられなくてゴメン。」

こもり教頭「でも、絶対に変わらないものもあります。それは生徒であるキミに声を、音楽を届けていること。」

さかた校長「今、悩んでいるキミたちと直接はなしをして、一緒に笑ったり泣いたり怒こったり悲しんだり。それだけは15年前からずっと変わらないんだよ。そんな「SCHOOL OF LOCK!」であり続けるために、俺たちはこの10月。とても大切にしてきたものを変えることにした。」

こもり教頭「これがぼくたちの今の気持ちです。生徒のみんなにたくさん色々な思いをさせてしまうかもしれないし、これからもたくさん感じることがあるかもしれないし、心配をかけることもあるかもしれないけども、本当に変わらずに、これからもみんなとやっていきたいという今の気持ちです。」

さかた校長「みんな色々な不安もあると思うし、これからどうなっていくんだろうということもあるかもしれないけど、大丈夫。大丈夫だぞ。君たちの声は今もしっかり俺たちに聞こえている。だから、これからも共に笑おう。泣こう。一緒に生き延びよう。ここは、未来の鍵を握る学校「SCHOOL OF LOCK!」…今夜も開校だ!」

 

番組ジングル〜BUMP OF CHICKEN「望遠のマーチ」


www.youtube.com

 

さかた校長「変わらないためにも、変わり続ける。」

こもり教頭「うん。」

さかた校長「止まっては…いられんからね俺たちは。」

こもり教頭「そうですね。」

さかた校長「だから今日も…なあみんな一緒に行こうぜ。『BUMP OF CHICKEN「望遠のマーチ』以上。」

 

要するに「決まったもんを覆すつもりはないから我慢してね」ということですね。SOLの廊下ことTwitterでも、この変更に関してはリスナーから批判の声が散見されます。

相変わらず、しっかりと事情を説明するには至らない特有の事情があるようですし、仕方のない部分なのかもしれません。端的に言えば大人の事情でしょう。新型コロナウイルスの「叫ぶ」ことによる飛沫的な問題も含まれているのかもしれません。

さらに、

こもり教頭「…生徒のみんなにたくさん色々な思いをさせてしまうかもしれないし、これからもたくさん感じることがあるかもしれないし、心配をかけることもあるかもしれない…」

とあることからも、番組の根幹の部分に今後も手を加えていく可能性があるといえるかもしれません。

 

追記(2021/09/07)さかた校長退任発表

2021年9月7日。

今夜はSCHOOL OF LOCK! から大切なお知らせがあります。
可能な限り、夜10時から授業に参加してください。

という不穏な予告から始まった「SCHOOL OF LOCK!

 

ギターチャイムの後、こもり教頭が話し始めました。

以下、完全書き起こしです。

radikoタイムフリー聴取期間中は、そちらを聴かれることをおすすめします。)

 

こもり教頭「生徒のみんなこんばんは。今日は9月7日火曜日。今日はSCHOOL OF LOCK!から生徒のみんなに、大切なお知らせがあります。

今夜も校長先生の黒板から授業が始まります。それでは黒板を読み上げます。『9月30日』

 

さかた校長「俺、坂田校長は…今月9月30日木曜日の生放送授業をもって、SCHOOL OF LOCK!退任することになりました。

「急な発表で…驚いた生徒もいるだろう。昨日からね、ずっとそわそわして掲示板にね、たくさんの言葉が届いていて。本当に…本当に急なことだと思ったから、すごくそわそわさせてしまって、本当に今も…こういうふうに発表で驚かせてしまって…本当に申し訳ない。

2020年4月1日から、校長になって1年半。
毎日毎日夜10時にはここで、君たちと同じ夜を過ごさせてもらった。

くだらないことでバカみたいに笑ったりはしゃいだり、君の夢や、恋や、日々に一喜一憂して。
時には泣いたり、苦しみや悲しみを分かち合って…どうにもならない夜を一緒に過ごすことしかできない時もあったけれども…たくさんの、たくさんの日々がありました。その全部が…かけがえのない日々です。

退任することになった理由は、ひとえに…「僕の力不足」です。

申し訳ない…ごめん。ごめんな…すべては…僕の…僕の力が至らなかった。君たちに「いつでもここにいるからな」ってそんなことを言っておき、こんなふうに中途半端な形で、志半ばで退任することになったことを本当に申し訳ない。
自分の力の無さに…胸が張り裂けるほどの怒りと、悔しさがあります。本当に…申し訳ない。

すごく…自分的には、「許せねえ大人たち」がいる。

僕は…いっそのことね、ここに呼んで全員ぶっ飛ばしてえなと思っているし、そんなことすらかなわない自分の無力さに悔しくてたまりません。
そして、君たちにこんな思いをさせてしまって、本当に申し訳ない。

 

2020年4月。世界はコロナで一変したけども、そんなこと関係なく…僕の世界は、君たちのおかげで変わりました。

僕の毎日は、君たちとの毎日で。
毎日…昼3時になったら掲示板の書き込みを読んで、

「あぁ…今日は学校で、家で、そんな事があったんだ。」

「嬉しいことがあったんやね。」

「悲しいことがあったんや…」

君のうれしいことは自分のことのように嬉しく、悲しい…悔しいことは自分のことのように胸は苦しかった。
夜10時になったらいつものように挨拶して、君たちと話して。素敵なLOCKSの先生たちやゲスト講師の方たちともな…一緒になって話して。

 

誰かが嬉しいことや…苦しいことがあったら、みんなで笑って泣いて、言葉をかけあって、心を寄せ合って…いつも思ってたよ。

「最高や、君たちは。」

最高に面白くて、優しくて、強くて。

優しすぎるがゆえに、自分を傷つけてしまう子もたくさんいた。それでもね…小さな小さな勇気を振り絞って、前に…前に一歩踏み出す君たちに…本当に…本当に尊敬している。胸を張って言える。
君たちはね、素晴らしい。僕の僕の自慢の生徒たちです。

そして、そんな君達の校長であれたことを、誇りに思います。

退任が決まったのは、もう少し前で…もっと早く…本当はな、君たちに伝えたかったんだけれども。申し訳ない。

この1年半。コロナで色んなものが奪われて、日々の生活も、去年のインターハイも、今年だって…!君たちが夢中になっているものが、大好きなものが、人生を賭けて戦っているものが…奪われている。

君たちの悔しさやもどかしさは痛いほどに…痛いほどに伝わって、僕の校長とは別のお笑いの仕事の方で…キングオブコントという大会があったけども。運良くそういう戦える場があって、君たちの君たちの無念だったり想いを背負って、絶対に結果を出そうと思ったけれども、そこでも…結果は出せなかった。

 

なんてなんて無力だと、何だ自分はと…情けなくて悔しくて…悔しくて…悔しくて心が壊れそうになったけども。

それでもそんなときでも救ってくれたのは…君たちの声で。掲示板だったり、SNSの返信だったりDMだったり、いつものな…君たちの笑い声で、本当に救われて。君たちにいつも助けられてばかりだった…ありがとう…本当にどうも…ありがとう…!

 

それなのに、こんな形で退任することになってしまって、申し訳ない。ごめん…!

それでも…残された3週間ちょっと。
君たちと、できる限り、時間の許す限り、話したいと思っている。

くだらないことや
「今日食べたな…昼ごはんが美味しかったんすよ」と、
「あの子が好きでたまんないです」
「ふざけんなよ!校長てめぇ」とか、
「夢があるから聞いてほしい。」
「思うように何もいかんくて…苦しいです」とか。

 

何だっていいよ。

君のね、話を聞きたい。

 

そんでなぁ、一緒に笑ったり、泣いたり、笑ったり出来たらなぁと思ってる。

 

9月30日まで!おれはここで、校長でいる。

そして君たちは…俺の生徒だ。最後の最後まで…一緒に過ごそう。」

 

andymori「サンシャイン」

www.youtube.com

 

さかた校長「思いは全部…この歌に…乗ってて。

すげえ一緒に笑えたときも悲しんで泣いたときも全部…君たちといっしょで、一緒に居れたから…この感情になれているんだなってのがあって…まだ三週間あるから。
前向いてちょっと…明日に向かっていきたいなという思いで、君たちにこの曲を届けさせてもらいました。」

 

こもり教頭「えー…まあ今、僕も生徒のきみと同じで…校長先生が話したことを初めて聞いたんだけど。うん…まだ、ちょっと僕の言葉としては、うん…ちょっと言える言葉が見つからないなっていうのが…正直な気持ちで。

一緒に2020年の4月から一歩を踏み出してきて、色々…紆余曲折ありながらも今日を迎えたわけなんだけども、うん…ほんとにいっぱい色々な思いがあるし、もちろんそれは今までのこう楽しい思い出もあったし、もちろん悔しい思い出もあるし、すごく怒りに満ちた日もあったし、ほんとにたくさんの思い出があったからこそ、今の校長の話を聞いて僕はちょっと…まだ「自分の気持ちが整理できてない。」というのがすごく素直な気持ちです。

ただ…冒頭の黒板にも書いてあったとおり、もう今日から、明日からっていうことでもないし、のこり3週間。校長と一緒に、生徒の君と一緒に、毎日過ごしていきたいなって思っています。」

さかた校長「うん。まだね…時間あるから!それまで、一緒に…笑っていきたいなって思ってる。」

さかた校長andymori「サンシャイン」以上。」

 

 

異例の電撃退任となった、さかた校長。

この展開で極めて注目したい点が「大人の事情」が明らかに透けて見えることです。

 

冒頭。「〜退任することに『なりました』」

この言い回しは、今までのスタイルでは絶対に使わなかったでしょう。

「許せない大人達がいる」やら言葉の節々には憎しみも含まれており、不本意であることが明白な説明となっています。

 

以下、推測の域を出ませんが客観的に見たときの考えを書いてみます。

まず言ってしまえば、この番組はラジオ番組全体を見て考えると不思議な番組です。アーティストや俳優・女優などは非常に有名な方々が出る一方で、これまでの校長・教頭は必ずしも有名とはいい切れない人(こもり教頭を除く)が務めてきました。30分ならまだしも、平日帯で2時間全国ネットの番組としては多少なり異質な存在でしょう。

 

だからこそ、TOKYO FMや編成的に「結果(radiko聴取データ・聴取率)が出ないのは校長が有名ではないからなのでは?」というような言葉が出てきた可能性もあります。

もしかしたらこのような言葉は現校長・教頭の就任よりずっと前の、あしざわ教頭退任の話が出た頃から編成などから挙がっていたのかもしれません。それが退任につながり、とーやま校長だけを残して有名人を教頭として投入する考えに納得できなかったとーやま校長も自発的に退任。あるいはとーやま校長も退任させられた…のかも?


番組を続けたいなら「有名人2人をパーソナリティにする」という編成側の意向と、「そうしたくない」番組側の意向の折衷案としてさかた・こもりペアが打ち出された…?と考えることもできるのではないでしょうか。

さらに2020年4月の就任以降「校長・教頭の本業などを明確に示す」スタイルとなったことは、パーソナリティそのものの人気が欲しい編成側の意向があってそれを"汲んだ"可能性もあります。

一応…全部推測ですので聞き流してもらって大丈夫です。

 

さて、この記事を読んでいただいているみなさんもご存知の通り、未来の鍵を握るラジオの中の学校「SCHOOL OF LOCK!」は、そういった大人の事情的なものはこれまで頑なに見せないでやってきた番組です。それでもMCが番組で事情をほのめかすようなことを言ってしまう状況では、今後は色んな意味で難しいでしょう。

単なる番組判断ではなく、これもまたTOKYO FMや編成的な意向が強く絡んでいると思わざるを得ません。正直、そろそろ潮時なんだろうなという印象です。

 

そもそもTOKYO FM自体が、目の前の結果を追い求め、中堅〜長寿番組や不振な番組に安易に次々とメスを入れる傾向は2021年現在も続いています。これについてはラジオファンから「定着させることに対する意識」や「熱心なファンの思いを考えていない」という批判も少なくありません。

 

SOLも変えてはいけないものを変えていくスタイルは、ここ3年近く、極めて顕著な傾向です。それはここまで長々と述べてきたとおりです。

 

SOLの廊下であるTwitterでも書き込みがあるように、特にあしざわ教頭が退任する2019年秋ごろからの劇的な変化は、多くの方が非常によく理解されていると思います。

すごくすごく「大人の事情」的な話をしてしまうと、この時期。実はSCHOOL OF LOCK!」を立ち上げ、番組の様々な柱となる考え方や仕組みをまとめた人、森田太さんがTOKYO FMの編成制作局長(番組製作や編成を考える一番偉い人)から外れ、TOKYO FMをやめました。(2021年現在は、J-WAVEでお仕事中)
この方は当時、同時に執行役員TOKYO FMの中でもいろいろなことに責任を持つかなり偉い方)でもあり、立場が変わって森田さん自身が番組制作の現場からはすでに離れていた可能性が高いですが、SOLそのもののあり方については何度も発信していました。

その縛りがなくなりある意味自由に変えていくようになったのかもしれませんし、これまで森田さんが上層部に居ることで聖域として守られてきたSOLがTOKYO FMの編成などから隅に追いやられ始めていて、かなり厳しくなっていったのかもしれません。

 

リンクは森田さんがTOKYO FMを退社する数ヶ月前。
2019年5月のインタビュー記事です。よろしければご覧ください↓

news.yahoo.co.jp

 

さらにリアルなことを言うと、SOLは掲示板そのものの運営や充実した番組サイト、不特定のリスナーに対する逆電の準備など…メインターゲットが完全にティーン層(12~19歳)に限られているにもかかわらず、客観的に見れば通常のラジオ番組よりも高コスト体質な番組です。それでもこれまで続けてこれたのは局で上の位になっていた森田さんのおかげかも。

加えて、近年ずーっと月〜木通しで固定のスポンサーがブルボンだけということも肩身が狭い一つの要因かもしれません。ブルボンはラジオ「オールナイトニッポン」などでも地道に提供し続けてくれることで知られているので、急に「提供から降りる!」とは言い出さないでしょうけども多いに越したことがないのがスポンサーです。

(ちなみに…TOKYO FM屈指の大型イベントだった「未確認フェスティバル」のラストイヤーも森田さんが辞めたこの年でしたね。これもまた非常にコストと手間がかかったイベントです…)

 

また、TOKYO FM全体の編成状況を概観しても、ネームバリュー(知名度)重視型のキャスティングが目立つ状況が続いています。この波がSCHOOL OF LOCK!にも押し寄せたと考えることも十分できます。

 

様々な声はきっと届いているはずです。

これまで激動に変化してきた様々な出来事が、単に「SCHOOL OF LOCK!」自体の判断が悪い。というわけでは無いと考えたいところです。

 

放送開始から16年半。

10代に届けるラジオの中の学校「SCHOOL OF LOCK!」が今後どうなっていくのか。

これからも注目していきたいと思います。

 

【最後に】

一連の流れの中で、ラジオというメディアにとって致命的な「パーソナリティの声がリスナーに届かなくなる」こととが気がかりで、この記事を執筆しました。流れを俯瞰的に捉えることができるように心がけた構成とし、本記事の初公開から2年近く経ちますが、多くの皆様にご覧いただいています。

真実は当事者の方たちが知ることですので、これらの意見や見解を否定するような発信があってもおかしくないですし、そもそも断定するつもりは全くありません。

その点だけ、ご容赦いただければと思います。

 

追記(2021/09/09)マンボウやしろ・とーやま委員からのコメントについて

・この件について、TOKYO FMの夕方ワイド「Skyrocket Company」のマンボウやしろ(初代・やしろ教頭)が9月8日 18:00過ぎの放送でコメントをしています。

・また、TOKYO FMほか全国38局ネットで放送中の「SCHOOL OF LOCK! 教育委員会」でも9月10日(金)23:00からの放送で、事情を知るとーやま委員(2代目・とーやま校長)からもコメントがありました。→詳しくは

 

追記(2021/10/04)こもり教頭→校長へ、新教頭はぺえ教頭に

2021年10月4日の放送で、①「SCHOOL OF LOCK!」のこもり教頭は、校長に昇格することと、②新教頭が「ぺえ」教頭が就任することが発表されました。

発表について、公式のページは以下からご覧ください。

www.tfm.co.jp

 

なお、これまで番組開始以来、番組冒頭で必ず流されていたギターチャイムが2021年10月4日の放送では流れませんでした。
このことについては、翌日5日の放送で触れられました。

放送ではギターチャイムは「殿堂入り、大切に保管しておく。」とされ、事実上通常の放送回では今後使用されないことが発表されました。今後は「大事な授業」のときに使用することとされました。

また新たな「チャイム」に相当するものを今後用意する。ともしています。

 

加えて、現時点では

・オープニングの黒板に校長が書き記した一言についての会話から開校する流れ

・オープニング等の授業テーマ発表時に使用されてきたBGM

youtu.be

・番組終了時に「まーたあーした〜!」と全体的に伸ばしながら言うくだり(この秋からは「またあしたー!」とつなげて言う)。

・中学2年生・高校2年生の生徒に対しては教頭が特別な「返し」をするというくだり

も(現時点での放送を聴く限り)いずれもこの秋をもって廃止・変更された模様です。(今後の状況次第では変化する可能性あり)

なお、学校掲示板のスタンプも一新されました。

 

これまで「学校の真ん中にはいつも生徒がいる」という大きなコンセプトをいつも訴えかけてきた、「SCHOOL OF LOCK!

約1年前、2020年11月15日放送の、

こもり教頭「…生徒のみんなにたくさん色々な思いをさせてしまうかもしれないし、これからもたくさん感じることがあるかもしれないし、心配をかけることもあるかもしれない…」

という言葉の通り、番組の根幹部分に次々と手を加えていく現状は現在も続いています。

また今後は、TOKYO FMの他番組同様にパーソナリティ(校長・教頭)自身の発信力や、ネームバリュー(知名度)をさらに活用した番組運営を狙っていく様子が伺えます。

 

追記(2021/11/25)体制一新で高聴取率TOKYO FM単独首位

TOKYO FMは11月17日に、2021年10月18日-24日のレイティング期間(ラジオ聴取率調査期間)でTOKYO FMが全日平均 男女12-69歳でラジオ局中単独首位を獲得したことを発表しました。平日の朝から晩まで、ほぼ全ての番組が男女18-49歳の層に対してトップ聴取率(どれだけの人に聞かれていたか)を獲得したほか、土日の看板番組でも高い聴取率を奪取。

これはTOKYO FMにとっては現区分での調査開始以来初のことで、朝6時〜24時の時間帯全体の聴取率が首都圏のラジオ各局で単独トップになったことを示しています。

前述したような「TOKYO FM全体としてネームバリュー(知名度)重視型のキャスティングが良い方向に働いたのでは?」との見方もあります。

 

この週は「SCHOOL OF LOCK!」も男女18-49歳の層に対して、各局中トップの聴取率を獲得。体制の一新やスペシャルウィークの内容が、一定の効果を出したと考える事ができます。

 

なおこのスペシャルウィークの授業内容は以下のとおりです。

18日(月) けしからん逆電
19日(火) 校長・教頭私物プレゼント!プライベートクイズ祭り!
20日(水) ゲスト:稲村亜美先生
21日(木) ゲスト:山本舞香先生

 

www.oricon.co.jp

 

 

また何かありましたら追記しますね。
長い長い乱文を、最後の最後までお読みいただきありがとうございました!

 

これもまた大人の事情?

しれっとフェードアウトした、10代限定夏のロックフェスについてはこちらから▼

よろしければご覧ください。

fukushima-anitv.hatenablog.com

 

良い記事だと思ってくださった方は、
ぜひTwitterなどで拡散を!大歓迎です!