2020年TVアニメ「ドラえもん」放送作品データ・分析
年間放送回数
放送回数・放送休止回数1年間の「ドラえもん」関連作品の放送回数は計58回で文句なしの2005年以降最高の回数を放送。休止した週は年始の1週のみで、それ以外の週は一度も休むことなく放送しました。
1年を通じ放送の機会に恵まれ、スペシャル放送も多く放送されました。
リアルタイム視聴率推移グラフ
(平均最高最低はスペサン回・SBMを除く)
【世帯視聴率】平均 4.3%
最高 5.8%(3月14日)
最低 3.0%(9月19日)
【個人視聴率〔4月以降〕】平均 2.5%
最高 3.5%(4月18日/12月31日)
最低 1.7%(6月20日)
推移は画像のグラフをご覧ください。
放送作品一覧
放送されたすべてのサブタイトル、原作の有無、アニメ化が1回目or2回目以上、新作or再放送、視聴率の一覧です。
短編作品属性分析
おおむね35%程度が完全な再放送作品でした。
【 新 作 】[73本]
・アニオリ 17本
・原作あり初アニメ化 37本
・原作あり再アニメ化 19本
【完全再放送】[37本]
・アニオリ 12本
・原作あり初アニメ化 12本
・原作あり再アニメ化 13本
(本記事は、Twitterで2021年2月17日、4月30日に投稿した内容を再構成したものです。)
福島県テレビ 2021年春改編速報!
2021年も春改編の時期がやってまいりました!
福島県内民放4局の放送時間変更や、打ち切り、新番組などの改編情報をお伝えします!
現在準備中のものがございます。大変恐れ入りますがもうしばらくお待ち下さい。
情報元
局から既発表の情報・EPG等による情報。
なお、一部推測も含みます。〈推測〉マークを付しますのでご注意下さい。
お知らせ
福島中央テレビ(中テレ)
工事中…
KFB福島放送
工事中…
TUFテレビユー福島
〈改編前後・平日番組表〉
〈新番組〉
夕方新情報番組「ちゃんろく。」スタート!
- TUFテレビユー福島も夕方情報番組に進出。
- これで県内民放4局全局が、夕方の時間帯に情報番組(報道番組ではなく、生活情報を放送する番組)を有する事となる。
- 3月29日(月)スタート!毎週月曜から金曜の16:50-17:50 放送。
- 公式サイトの番組概要は以下の通り。
ターゲットは『スマホ片手にテレビを見ているSNS世代の女子!』
★街行く女子やアナウンサーのファッションチェック
★カリスマモデル・山口るあによる東京のトレンドレポート
★人気スイーツを紹介する「きょうのスイーツ(仮)」
★大人気YouTuber『HIMAWARIちゃんねる』の
まーちゃんとおーちゃんが楽しく遊ぶコーナー
and more…
女子が気になる内容が盛りだくさん!
さらに、TUFのスマートフォンアプリ「たぷり」を活用した
リアルタイムアンケートやプレゼントのコーナーも展開!
スマホの準備はいいですか?
出演者
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月〜水 藤原カズヒロ(ラジオパーソナリティ)
-
木・金 DJ.イタル(フリーアナウンサー)
-
月〜金 柗井綾乃(テレビユー福島アナウンサー)
平日午前の新・情報番組「げっきんS」スタート!
- TUFの伝統ある平日午前の情報番組枠。6年間放送された「げっきんチェック」がリニューアルし「げっきんS」がスタート!
-
「げっきんチェック」MCの杉浦祐治がソロMCとなり、続投。
- 3月29日(月)スタート!毎週月曜から金曜 10:54-11:20放送。
- 公式サイトの番組概要は以下の通り。
TUFの朝の情報番組「げっきんチェック」がリニューアル!
曜日ごとに設けたテーマを通じ笑顔輝く健康的なライフスタイルを提案する。
また、メインコーナーは毎日インターネットで生配信&アーカイブ!
FTV福島テレビ(福テレ)
土曜昼「サタふく」40周年!
県内民放最長寿の情報番組「サタふく(土曜12:00-14:00)」は2021年4月で放送開始40周年を迎える。*1
番組名通り、放送開始から一貫して土曜日昼の放送を続けている。土曜日ながら生放送。
出演者陣が目まぐるしく入れ替わる同番組であるが、レギュラー陣を入れ替え無しで続投し3年目に突入。
伊藤アナについては5年目、野村についてはMC4年目。
4月24日(土)に放送開始40周年を記念した特番放送予定。
放送時間は12:00-15:30(予定)〈推測[放送時間]〉
〈エンタメ85〉枠一新
平日夕方のドラマ・アニメ・バラエティ枠の〈エンタメ85(平日15:15-16:40)〉が一新。
バラエティ番組を中心に再構成したラインアップに。
まあ、金曜日がもはや85じゃなくなっている疑惑もありますが(笑)
【前半枠】
15:15-15:45
金 14:45-15:40
【後半枠】
15:45-16:40
- 月-水 〈ドラマ再放送〉
- 木 「奇跡体験!アンビリバボー[再]」
15:40-16:40
- 金 「開運!なんでも鑑定団[再]」
*1:番組名変更前「サタデーふくしま」の期間を含む
10年で向き合うもの
早いようであっという間だった10年間。
被災県にとっては大きな節目。
もちろん、日本は広いですから、
住んでいる場所によって
他人事になってしまうのは仕方ないと思っています。
正直、私も他県の災害については
そう思ってしまう時があります。
だけど、ひとつひとつの災害とその節目が、
災害の備えのきっかけにはなるはずです。
災害はつらいものですが、
備えればある程度なんとかなる。
そう思っています。
明日でいいかではなく、今日。今日です。
復興に関心が持てない人も、
自分の防災へと向き合う機会にしてみては。
東日本大震災から10年。
これからも、福島の復興は続いていきます。
2020年も もうすぐ終わり…
ふと始めたTwitterも惰性で続けてもうすぐ4年。
どれほどの時間を費やしたかは知りたくもありませんが、日々楽しいTwitterライフをおくっています。
4年選手の割にほどほどなフォロワー数…とお思いの方も多いかと思われますが、これぐらいが丁度いいです、多分。フォロワーさんが多すぎてもつぶやくのがしんどくなってきますし。
そもそも、このアカウントいい加減名前と内容が合致しなさすぎでは…?そう思っている方も多いかもしれません。安心してください。中の人が一番憂慮しています。
最初の一年ぐらいはコンセプト通りやってたんですが、なし崩し的にいつの間にかフリーなアカウントに。名前を変えようかなと悩みながらも、決めきれず。
初めは、県内民放4局で放送されるアニメ作品を全部遅れ日数とともにツイートするってアカウントだったんですよ…!ご存じの方は少ないかもしれません。
テレビ・アニメ・ラジオ・新聞・視聴率・映画・ドラえもん…書きたいことを書きたい時に書く。Twitterってそんな場所かな。と今は思っています。なので今のとこ結構自由です。
名前を変えようか…というのはずっと「前向きに検討中」です。
近年は番組を単に世帯視聴率で測る時代から、今や個人視聴率・コア視聴率やスポンサー、Tverの配信、SNSの話題性で測るというのが主流になってきました。
スマートフォンの大きな波が押し寄せた2010年代。
報道番組と情報番組とワイドショーの境目が曖昧になり、芸能ニュースの取り扱い時間が増え、バラエティはSNSとの連動や反応を楽しむ番組も増え…良くも悪くも大きな変化がありました。(毎年のように期待されているフジテレビは鳴かず飛ばず)
新型コロナウイルスはテレビにも私達の生活にも大きなインパクトをもたらしましたが、それを書き始めると長くなるので今回は割愛。
2020年に福島県のテレビでどんな出来事が起きたのかは、気が向いたらまとめていこうと思います。
2020年も残り1ヶ月。
やり残したことはないでしょうか?
とりあえずテレビ好きの皆様は、今のうちから溜まった番組の視聴とダビングをすすめて、お早めにBlu-rayレコーダーの残量を空けることをおすすめします。(全録の方は…うらやましいかぎりです。)
自分へのご褒美に4テラぐらいのHDDを買ってもいいかもしれませんね。Amazonで4テラの外付けHDDが1万円を切るんですからいい時代です。
と、そんなこんなで。年末年始の特別編成も目前です。忙しくなってきますね。
さて、来たる2021年。
東京オリンピックは本当にできるのか、有吉の壁はマンネリの壁を超えられるのか、TOKYO FMは大丈夫なのか、東京マガジンは終わってしまうのか…心配事?はつきませんが、2021年はより良い一年になることを願いたいと思います。
FTV福島テレビ「テレポートプラス」グラフ問題について
FTV福島テレビ(福テレ)で放送されている夕方ワイド「テレポートプラス」内でグラフの表現が適切ではなかったことについて、20年9月21日(月)18時台の放送で行われたお詫びと追加説明をなんとなーく書き起こしました!(放送が観れてない方もいるかも知れませんので!)
録画など行っておらず、Twitterで動画を上げられている方の内容に基づき書き起こしたために、一部、冒頭の放送内容が書き起こせていませんが、実際に視聴していて以下のような流れでした。
〈なお同日 公式に同様の文章で、発信がありましたので冒頭の放送内容を追記しました。〉
番組の流れ
18時台「福テレ防災ラボ」はコロナ関連の内容は行わず、本来の天気ネタ限定で放送。いつもよりなんだか粛々とした感じ。
(コーナー打ち切りという意味ではなく…)コーナー終了のあいさつで、斎藤気象予報士は深々とお辞儀(意味深)。
そこから、豊嶋アナが1人でカメラを向き、先日番組で放送した、白河市の「思いやり条例」に関する内容について…という触れ込みで説明を開始。
番組内で使用した、誤解を招くグラフをフリップ形式で提示しながら。
豊嶋アナウンサー「9月17日の空ネットのコーナーで白河市の「思いやり条例」についてお伝えした際に、誤解を招く表現がありましたので改めてお伝えします。
今回の放送では、大阪大学の三浦教授などが「新型コロナに感染した人がいたら本人のせいだと思うかどうか」日本を含む5カ国の市民に聞いた結果をご紹介しました。
ただ、放送したグラフは0%ではなく80%から始まっていて、日本では「思う」と回答した人が大半を占めているように見える表現となっていました。
したがって、割合を示すグラフは省略をせずに、このように全体を表示する必要がありました。」
ここで、新たに作成したグラフ軸が0%から始まっている場合のグラフから構成される、フリップを提示。
本来番組で使用したグラフと比較して、その他以下の変更が加えられている。
豊嶋アナウンサー「改めてお伝えしますと、日本で新型コロナへの感染は本人のせいだと思うと回答した人は15.25%(当該項目を指で示す)
…全体的に見ると少数派ですが、他国と比較すると多い結果で、これを踏まえた上で誰もが新型コロナに感染する可能性があること、そして感染した人が悪いわけではないとお伝えしようと思っていました。
今回の放送に関しましては、調査を行った大阪大学の三浦教授から「グラフは誤解を招く」とのご指摘をいただいております。ご迷惑をおかけしました。
そして、視聴者の皆さんにも誤った印象をもたせてしまったこと、改めてお詫びいたします。」
〈以上、書き起こし〉
放送内容について、うやむやにせずしっかりとお詫びと説明をしたのは、良い判断だったのではないでしょうか。
とはいえ、非常に誤解しやすい表現を行ったのも事実です。
これからは、より適切なデータ活用に期待していきたいですね。
9月17日の空ネットのコーナーで新型コロナウイルス感染者への思いやりについて取り上げる際に作成したグラフで誤解を招く表現がありましたので視聴者のみなさまにご報告とお詫びを申し上げます。 #空ネット #テレポートプラス pic.twitter.com/ODFIglrsHS
— 福テレ空ネット (@ftv_tenki) 2020年9月21日
「のび太の新恐竜」を観てきました!
キーワードはコレ!
「”新”恐竜」
「飛べない」
「地球の歴史」
「悪役」
さて、今年もついに公開されました映画ドラえもん。いっぱい待ちました。
でもコナンと比べればマシですね。コナンは1年待ちですから笑
新型コロナウイルスの影響で異例の夏公開となりましたが、コロナ禍で興行収入も厳しい滑り出しとなっています。
それでも、面白い作品に仕上がっていました。正直、藤子・F・不二雄先生が原作の作品を含めてもかなり良作の部類に入ると感じます。
Wikipediaでは早くもオチまであらすじが記されていますが(…ネタバレ注意のテンプレは廃止されましたね。Wikipediaご覧になる方はご注意ください)、私はあまりネタバレしないように今回も個人的な感想を書いていきたいと思います。
でも、実際に見ていただかないといまいち伝わらないかもしれませんね。
とりあえず、基本的には良いことしか書きません!
気になったことも書きますが、あんまり過度な難癖はつけません!
批判的な感想などは、ネット上にいくらでもありますので、わさドラアンチや物語ロジックガチ勢の方など、ご希望の皆様はぜひそちらをご覧くださいませませ m(_ _)m
ざっくりと良かったところの感想!
「新恐竜」
ドラえもん劇場版シリーズにおいて、まさにその名に恥じない、"新"たな "恐竜" の物語になっていました。
現代技術の3DCGで忠実に描写された恐竜たちは、迫力抜群。大衆向けアニメ作品とは思えないクオリティです。これがどれほど再現度が高いのかは、恐竜博士のキッズに訊くことにしましょうか笑
映画ドラえもんでおなじみのフラグ(なんとなく展開が想像できる描写とか)、「のび太の恐竜」をオマージュしたような描写展開も多く見られ、根っからのファンには嬉しい展開!やったね。
とはいえ、まさかフラグが立てられたとは気づかないような展開も数多くありました。あとから「やられた!」と言わんばかりの見事なフラグ回収が何度も。
ひみつ道具に関しては、タケコプターは毎度のごとく大活躍。でもやっぱり、持参数が少なかったようで…劇場版で顕著になる、ドラえもんのポンコツ度も今回はちょっと高めでした。
また、作画に関してはかなり安定。特に背景描写を中心にアニメらしいリアルさ、緻密さが現れており美しいと感じさせる描写が多くありました。
プラス、全体的にアングルとかカメラワークが良いです。映画ならではといった感じでしっかり迫力があります。(おそらく、絵コンテの時点でかなりよく出来てるんでしょう。)
飽きない展開
全体的な時間配分のバランスがかなり良いです。
初めののび太とキューとミューとの出会いと成長のシーンに関しては、展開が若干早かったり、都合の良い展開を若干感じましたが、後半の展開が密度が高いので、全体的に俯瞰して見てみるとバランス良く仕上がっている印象があります。
まさに、飽きない展開で、起承転結がはっきりとした構成になっています。
この飽きない構成は、「のび太の宝島」同様に脚本の川村元気さんの底力とも言えるでしょう。
これぞ、新恐竜。
ドラえもんと恐竜 (ピー助は首長竜で厳密には恐竜とはちg(以下略)) を扱った物語はいくつもありますね。
これらのどれとも重ならない上、原作エピソードやモチーフとした作品はまったくありません*1。「恐竜の物語」を制作側に提案したのは藤子プロだそうですが、バッチリ完全なオリジナル作品です。全くもって2番煎じなんかじゃありません。
「新恐竜」という強気のタイトルですが、その名に恥じないような高品質な作品です。
約40年前の「のび太の恐竜」からはじまり、たびたび描かれてきた恐竜の物語ですが、映像技術の進歩や恐竜研究の進歩から、本作では3DCGでかなり良く描かれています。まさに時空を超えた大冒険、といわんばかりの迫力ある物語です。
あと、恐竜はめっちゃすごい数出てきます。
まだ見ていない方は、
「新しい"恐竜"とは、すなわち何か。」
それを考えるとこの物語の結末に辿り着けるかもしれません。
(結末にたどり着いたら困っちゃう方は考えないでくださいね(・∀・))
悪者がいないからこそ
ドラえもんの物語、というかクレヨンしんちゃんなどを含む劇場版アニメ作品ではかなり珍しく悪者が登場しません。…若干ネタバレですね。
なので悪者vsドラえもん達という構図で戦ったりしません。
言うなれば、歴史と戦う物語。
避けることの出来ない歴史と戦う。そんな物語です。
これが、安直な展開やブレブレのシナリオとなることを回避し、焦点をしっかり合わせた上で物語が進んでいきます。
とにかく、登場人物が多かったり、物語の背景(絵的な意味ではなく内容)が複雑だと掘り下げる前に物語が終わってしまうんですよね。
登場人物が少ない分、子どもたちには理解しやすくなりますし、しっかり時間をかけて、のび太とキューとミューの交流を描けています。物語の展開もあまり無理がないように仕上がっています。
ゲスト声優のお二人もお見事
木村拓哉さんと渡辺直美さんの声優は、ほぼ違和感なかったです。
よく本業じゃない人がアニメ作品などの声をやると薄っぺらい声になったりしますがそんなこともなく、レベル高いです。
もともとの声の質が良いのもありそうですが、Twitter上でキムタクなの気づかなかったと言うツイートもありますし、これは、流石といったところではないでしょうか。
ひみつ道具
ドラえもんの劇場版と言えば、どんなひみつ道具が登場するのか?という点も重要です。
出てきたひみつ道具のうち、半分ぐらいは既出のひみつ道具でした。
(Wikipediaの完全版こと、"宇宙完全大百科"は内容が完全でなかった模様。)
(タイムマシンも 、いい加減シートベルトとか導入したほうが安全では。)
初登場のひみつ道具も半分ぐらいありましたが、どれもかなり効果的に用いられていました。
全体的に過去の映画作品で起きたようなひみつ道具に起因する問題(5人の誰かが迷子になったり、壊されてしまったり、取れてしまったり)が回避できるような、機能の優れた道具が多かった印象です。
新出ひみつ道具イロイロ
キャンピングバルーン
宿泊時は「キャンピングカプセル」などの既出の宿泊用ひみつ道具は登場せず、「キャンピングバルーン」が初登場。
泊まるためのもろもろの機能はついてますが、空中に上昇することで猛獣などの襲撃を回避することができる道具。これまでも、代替可能なひみつ道具は色々出てきましたが、襲撃を回避すると言う意味では、大冒険にはとても適切な道具ですね。
ともチョコ
「ともチョコ」も良い道具でした。板チョコレートの半かけを自分が食べて、もう半かけを友だちになりたい生き物に食べさせるとお友達になれるという道具。しかも1時間以内なら、相手の特徴をトレースする機能付き。見た目にも楽しい。
本質的な効能は「桃太郎印のきびだんご」とほぼ同じですが、袋が破れてたため、1個しか使えず…「ともチョコ」が登場。
バレンタインのいわゆる「友チョコ」から発想を得たと思われる、現代風で良い道具でした。
(「桃太郎印のきびだんご」を使っちゃうと、やっぱり「のび太の恐竜」と重なって見えちゃいまいますし。良いですね。)
ほかにも、面白いひみつ道具が色々出てきますよ…!
大人が見ても面白い。
この作品は、付き添いで来たようなお父さん・お母さんも、きっと思ったより面白かったと感じることが出来るはずです。
やっぱり、子供向け映画を広く開かれた作品にするには大きな壁ですが、脚本の川村元気さんもこう語っています。
最初に藤子プロさんからお声かけいただいた時に、ディズニーやピクサー作品のように、親子で楽しめる作品にしたいと言われたんです。
ディズニーやピクサー作品は、子供は笑い、親は感動し、どちらも映画館で楽しむことができる。
親が子どもの付き合いで観にいく映画にはしたくなかったんです。
『君の名は。』『世界から猫が消えたなら』などを生み出した川村元気の物語の作り方<『映画ドラえもん のび太の新恐竜』特別インタビュー> https://post.tv-asahi.co.jp/post-126007/
この考え方は非常に重要だと思います。
ちょっと難しくても、子どもなりに楽しむはずです。
子供だましではなく、しっかり大人も楽しめる作品に仕上がっていました。
気になったこと。
ここまで大絶賛だとそれはそれで気持ち悪いので、気になったポイントも書いておきますね。
定義は、厳格に。
過去の時代では、ドラえもんが作中で恐竜の解説役を務めてましたが、解説がかなり詳しかった感じがしました。
加えて、何度か「これは、〇〇(恐竜名)の仲間!」という感じの台詞があり(つまり厳密には「恐竜名」そのものではなく、近しい恐竜ということ)、かなり定義に厳格なセリフという印象がありました。
これは、しっかり監修していただいている証とも言えますね。観てて言葉通り気になっただけなので、全く悪い箇所ではないです。
え?「君の名は。」?
新海誠監督のアニメーション映画「君の名は。」の後2010年代後半以降、アニメーション映画の評価や製作技法などに大きな変化がありました。
例えば、主題歌を複数曲にするなど…
加えて作品評価のひとつとして「君の名は。」と比べられることも多くなりました。
本作では物語のクライマックスで、「っぽい」箇所が。
時間に追われながら、5人が行動を起こすところとか、もろもろ「っぽい」箇所がありましたね。詳しいことは書きませんがね…はい。
ぼくときみ。
「ぼくときみの関係や行動が、世界を大きく揺るがすことに発展する。」
まさに「君の名は。」もこんな感じの作品ですね。
ドラえもんは昔から、これと近い世界観で多くの映画(大長編)作品が制作されてきました。のび太たちの大冒険が世界を救ったり、大きく変化させたり。*2
とはいえ、今回は非常にその色が濃い作品です。チェックカードが登場したあたりとか特に。
ただ、展開としては正しい良い展開だと思いますし、フラグの立て方同様に、クライマックスへの持っていき方は非常に秀逸だと思います。
大事な箇所がちょっと雑。
物語を全体的に見ると大事な箇所の一つとして、物語のはじめにのび太がたまごの化石を見つける箇所があります。
ただ、それが…
まあちょっと…(雑なんです(小声))
【化石発掘コーナーの近くで、のび太がつまづいたのがたまごの化石だったという… (ー_ー;) 】
「恐竜」や「緑の巨人伝」といった作品での、のび太の出会いと比べるといささか雑というか。
もうちょっと、のび太に努力してほしかったような…ね。
とはいえ発想を変えれば、その何気ない化石との出会いが、この物語で言うところの「歴史」の中に組み込まれているのだと考えることも出来るかもしれませんね
まとめ-ドラえもんの映画は、
ドラえもんの映画はあくまでエンタメ作品です。
ドラえもんの映画作品はどれをとっても「緻密なストーリー」ではないかもしれない。
でも、ちょっとしたことから、のび太たちが日常を超えた大冒険に出かけ、ひみつ道具や知恵、特技をつかって乗り越えていく。それが魅力で、とても面白い物語です。
(…もちろん40作品の中には、正直なんともいえないような作品も多少ありますが。)
ここ数年のドラえもん作品はプロモーションも、内容も、演出も。大人から子どもまで沢山の人にドラえもんを楽しんでもらおう。そんな思いが見えます。
単なる子供向け作品を超えた、全世代に愛される作品にしたい。
そういった藤子プロの意向もあるのでしょう。
ここ数年毎年毎年、面白い。おもしろい。って言っている気がしますね。
それでも全40作品の中で藤子・F・不二雄先生が原作を書いていない「アニメオリジナル」の作品として、非常によく出来ています。
「のび太の南極カチコチ大冒険」「のび太の宝島」「のび太の月面探査記」「のび太の新恐竜」と4作とも、様々な角度から藤子・F・不二雄先生らしさの現れるストーリーです。特に、自然の美しさや神秘さが良く描かれている印象です。
音楽的な演出もこれまでは映画も、TVシリーズと共通で沢田完が音楽を担当してきました。しかし、「のび太の宝島」以降3作品は、半沢直樹シリーズをはじめとする数々のテレビドラマや映画作品で、音楽を作曲する服部隆之が担当。TVシリーズとはまた違った特別感を演出しています。
脚本やストーリー性にあわせて、音楽や作画も壮大で"映画らしく"するための工夫が多く盛り込まれ、総じて「しっかり、ちゃんと、面白い」作品に仕上がっています。
来年は?
来年は、あの作品のリメイクですかね。Twitter探せばでてきますので気になる方は。
もしそうだったら、ワクワクドキドキでちゃんと面白い作品です(主題歌も名曲)。楽しみですね。
果たしていつ公開されることになるのか。今年は時期(春公開とか)までは映画ラストのおまけ映像で明らかにされませんでしたが、楽しみにしておきたいと思います。
…このまま、これからは夏映画の目玉映画になるんですかね?
果たしてどうなんでしょうか。
(ドラえもんの映画は夏の物語も多いですから適切かもしれませんね。)
ということで、いかがだったでしょうか?楽しんでいただけましたかね。
皆さんにも本当におすすめできる作品でした。是非ご覧になってください!
本日は、レビューをご覧いただきありがとうございました!
あとがき
この作品を見て、率直に恐竜って、かっこいいなと思わされました。
なんとも、いわきのほるる(いわき市石炭・化石館)に行きたくなる作品です。
(そういえば、ピー助はフタバスズキリュウですよね。名前の由来は福島県いわき市(地層が「双葉」と言う)で鈴木さんが見つけたからだったりします。意外と近くでございました。)
映画館は感染対策バッチリでした。映画館自体もともと換気設備がめちゃくちゃすごいらしいので安心ですね。
みんな観ているときは話さないので、ある意味安心な空間だと思います。
趣味という世界は、気楽に!
こんにちは!
さて、このアカウントではテレビやアニメ、新聞、ラジオなど、私の趣味を中心にTwitterやブログなどでお伝えしています。
ここだけの話、アカウント名を別の個人名っぽいのに変えようか考えることも最近はあります(どうしましょうか)。
3年半続けてきたこのアカウントは、結構気まぐれです。
暇で色々といっぱいツイートするときもあるし、多忙でしばらくツイートをしないこともありますね。
お知らせ!
この記事で登場する"例"はテレビクラスタの皆さん(私がフォローさせていている皆様)とは、かなり"別"の界隈(いわゆる私が「見る専」の界隈)のお話です!ご了承くださいませ!
◆楽しいですね、インターネット
@Fukushima_AniTVは何かしらの義務感にかられてやっているわけでもないですし、自分がツイートをして、それを見てもらうのが面白くて、逆に皆さんのツイートを読むのが楽しいからやってます。(これが、かの有名な【ツイッタランド】という世界!)
ビジネスのきっかけにインターネットを利用している人は別として、Twitterに限らず、インターネットの世界で自分で何らかの情報発信!をしている人はきっとそんな思いのはずです。
一方で…特にインターネットの世界で自分の技術や趣味を発信する人で辛そうな人を、たまに見かけます。
例えば、
自分の行っている創作活動を続けることがしんどい。
クソリプが多すぎて、もう無理。
(最近リプライ設定も可能になりましたが)思い立って初めたのはいいけど、寄せられる声に耐えきれない。
とかこんな感じに。
辛いですね。本人はかなりしんどいはずです。
ただそんな時「仕事じゃない」ということを思い出してみると、考えがちょっと変わる。そう思うのです。
仮に仕事だったら、ある程度我慢して、乗り切ることも必要でしょう。
パートもアルバイトでも同じです。(それでも無理だったら、ちょっと考えて辞めましょう!)
でもインターネットの創作活動は違います。
やりたい時に、やる。
かきたい時に、かく。
つくりたい時に、つくる。
それでいいと思うんです。
プラス、辛いなら辞めても休んでもいいと思うんです。*1
◆仕事じゃないならば
インターネットの世界には、素晴らしい技術や才能を持ったクリエイターがたくさんいます。加えて新しい、力を持った若い人たちもどんどんやってきます。(テレビやアニメの界隈でもすごい方がたくさんいらっしゃいます。)
趣味ならば絶対に自分じゃないとダメ、絶対に完成させないとダメ、ってことは無いはずです。*2
もしこれが仕事なら対価を払ってもらえますよね。これはあたりまえです。
でも、あくまで趣味の範疇を超えない程度で活動をしている人は、自分の「やる気」と相手の「期待」「応援」「感動」だけをモチベーションにして活動しなければなりません。
バッチリうまく行ってる方はまさに御の字ですが、活動がしんどくなってきたら話は別。
きっと無理して続けると、いつか限界が来ます。
もしくは、単に飽きます。
趣味は苦しんでやるものじゃない。楽しんでやるもの。
それをやっていると楽しい、面白い。
みんなと共有したいから、インターネットで発信し始めたはずです。
スッと、肩の力を抜いて…
◆気楽にやろうよ。
と、そんな感じで楽しくこの@Fukushima_AniTVをやってます。
決してやってる自分自身が苦しくはならないように、と決めています。
昔は、毎週決まったツイート(アンケート企画やアニメの放送情報)をしてた時期もありましたが、ちょっと面倒になってきたので辞めました。インターネットの世界はやるもやめるも、自由です。それが インターネット です。
思いついたことをやれる、世界中の人に見てもらえる可能性がある。
でも、もし飽きたら辞めても、休んでもいい。
これが、インターネットで発信することの、本当に素晴らしいところ。そう思います。