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「映画ドラえもん のび太の宝島」観てきました! 感想!

【ネタバレ有ですが物語の真実までは踏み込んでおりません!】
 
さあ!昨日公開の「映画ドラえもん のび太の宝島を鑑賞してきました。子供たちがたくさんいて、にぎやかな上映でした。
 
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◆作品紹介
毎年春に公開されるアニメ「ドラえもん」の劇場版第38作。子供向けアニメ作品としては非常に長い歴史を持つシリーズです。
2015年公開「のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)」以降3年連続で前年までの興行収入(以下興収)を上回る興収を記録。昨年公開の「のび太の南極カチコチ大冒険」では興収443000万円を記録しています。
本作は、児童小説「宝島」を題材にした作品。監督はTVシリーズの監督を務めてきた今井一暁主題歌・挿入歌を大人気アーティスト星野源が担当。脚本は、映画プロデューサーとして活躍する傍ら、小説家としても今話題の川村元気。ゲスト声優として大泉洋長澤まさみ、サバンナ・高橋茂雄を迎え入れた。

あらすじはこちら!
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◆感想
 まず率直な感想を言うと、新シリーズのオリジナルドラ作品ではトップクラスに面白い作品だと思います!「ドラえもんらしさ」が全面に出ていて大人も楽しければ子供も楽しい。そんな作品に仕上がってます。
 前作はテレビシリーズのイメージを崩さないままに、映画らしい幻想的な作画や安定したキャラクターの表情などが印象的でしたが、今作は旧キャストのドラえもんに近い作画。キャラクターも生き生きと飛び跳ねる描写など、全体的に明るい作画の雰囲気が感じられます。広大な世界をめぐる大冒険にふさわしい作画と言えるのではないでしょうか。
 また、過去のドラえもん作品を踏襲した描写も数多く見受けられ、思わずニンマリしてしまうシーンも多かったです。しかし、その踏襲しているという点を理解できなくても面白いようにまとめられています。
 あまり書くとネタバレになるのでおさえますが、冒険の場所も海上だけではないんですよね。とにかくよく動いた!そんな作品だと思います。
 
それでは、様々な点で振り返ってみます。
 
 今回は一つひとつの様々なひみつ道具が上手に冒険の手助けをしてくれていました。
 マニアックな道具「時限バカ弾」や「重力ペンキ」なども登場していましたが特に解説はなく()
特に「重力ペンキ」は重要なシーンで登場するのですが、(みんな、この前の映画の「大魔境」見たでしょ?説明しないよ!)って制作側が思っているのでは…?とも思ったりしました。
 冒頭のひみつ道具をつかって海賊たちをバッタバッタと倒していく姿はカッコよかったです!
 
ストーリー
冒険でもない宝島でもない「真のテーマ」
 宝島という題材と○○愛を結びつけたのはさすがですね。藤子先生が描きたかった大長編としてふさわしいものになっていると感じます。本当にハラハラドキドキの大冒険になってました。
全体を通して、「○○」という「真のテーマ」に対して考えられる作品になってます。今までまっすぐにこの「真のテーマ」を描いたドラ映画作品はなかったと思うので題材として非常に良かったと思いました。
 
ストーリーの深さと理解のしやすさ
 全体としては、新ドラのオリジナル映画としては話が深いものに仕上がってます。ただ、ストーリーが散らばりすぎたかな…という印象もあります。やりたいことが多すぎてうまくまとまらなかったのかなという部分が全体を通して感じられました。
 脚本初挑戦のドラえもん好きな川村元気さんですが、ドラえもんが好きなあまりドラえもんの良さを片っ端から詰め込もうとしたのかな?という雰囲気がありました。察してくれ!。というシーンが少ないんですよね。黒幕?というべき人物自身も自身の思いを全くそのまま口に出してしまっていますし。もっと上映時間と脚本を練る時間があればさらに良くなった作品だろう!と思いましたが十分合格点だとは思います。
 あえて言うなら、ご都合主義かな?というシーンもありましたが許容範囲内でした。
 ただ、舞台の根本やラストの展開などが説明不足な感じは否めません。「ノ○の○船計画」とか(ドラえもん好きなら知ってるでしょ?説明しないよ!)みたいなところありました、ラストのシーンでも正直「あ。上行っちゃうの」と思いましたし。
 子どもに対して話が難しいという点は、特段問題には感じませんでした。私自身「ドラえもん」という作品に対して、子供から大人へと成長する中で再び触れて理解していく作品だと思っています。全く理解できなくなるようになるほど一線は超えていませんし、理解できる子供は理解できると思います。「なんとなく理解した」でも構わないのではないでしょうか。
 
ドラ映画として新しい展開
 最後はだいぶSFチックな展開になりますが、これは0010年代ののアニメらしい仕上がりで、さすがに藤子先生が原作を務めていた時代にはなかっただろうな、という描写でした。新しくて良いと感じました。
 
◆まとめ
 伏線を張り巡らせたカチコチと比べるとどうしても脚本にあらは目立ったものの、宝島と「真のテーマ」の繋げ方は良く大人も子供もドラえもん好きも楽しめるストーリーとして良ストーリーです!

 

 
印象的だったシーン
・途中のおいしそうすぎるフレンチトースト
・たくさんのかわいいミニドラ
・ラストの方の道具に頼らない力づく展開
・安定の「名刀電光丸」
・フロックくんかっこいい
・さりげなく置いてかれるいつもの彼
OPどっかいった
・冒頭から突然に渡辺宜嗣さん登場
ドラえもんのポップコーンケース昔より小さくなった説。(シーン関係ない)
 
「映画ドラえもん のび太の宝島というシンプルなタイトルだからこそわからない「真のテーマ」
少し難しい。でも子供も十分楽しめる。みんなが楽しめる作品に仕上がってると思います。この作品は映画館で見る価値ありです!是非皆さん劇場でご覧ください!
 
◆エンドロール後の来年の映画ヒント映像…
「異説クラブメンバーズバッジ」が登場(現実の科学ではありえない異説を信じるメンバーが、信じる異説を実際に体験できるようになるバッジ。)
ブリキの迷宮で登場したウサギのようなキャラクターが登場。
単純に信じるとすれば「ブリキの迷宮(ラビリンス)」のリメイクですが(内容的にトラウマになった人も多い作品)どうなんでしょう。
 「異説クラブメンバーズバッジ」自体「ブリキの迷宮(ラビリンス)」のストーリーに関係ないですし、新作の可能性大だと思います。

「映画ドラえもん のび太の宝島」ウェブサイト
http://doraeiga.com/2018/
 
福島県では、「イオンシネマ福島」「郡山テアトル」「ポレポレいわき」にて上映中!